大阪での民泊は西成区が狙い目?

いま受任している民泊の旅館業許可案件の半数以上が西成区の物件だ。西成区というと、「マイナスイメージ」を持つ人が多いが、訪日外国人向けの民泊ビジネスを行う上では、まさに「宝の山」ではないだろうか?

第一に、訪日観光客が集中する難波・心斎橋エリアに近接している。「爆買い」の中国人観光客にとっては、宿舎まで重い荷物を運ぶわけだから、地下鉄で一駅、二駅の近距離にある西成区は大変便利である。

第二に、関空へのアクセスも大変良い。南海線で行けば、直通・乗換なしで関空まで行けるのである。

第三に、不動産価格が周辺地域に比して割安であり、手頃な空き家・空き室が多数存在する。

西成と聞くと、「危険地帯」と思うかも知れないが、実際はそうではない。

犯件数の発生率について市内各区のランキングを見ると、西成区24区中6位~8位程度であり、中央区、北区、浪速区、西区、天王寺区等の方が犯罪発生率は高い。街頭犯罪件数も7位から10位程度であり、中央区、北区、浪速区、西区、天王寺区、住吉区、住之江区、平野区等の方が西成区よりも犯罪発生率は高く、決して西成区が突出して危険な地域とは言えない。何より諸外国に比べると、日本の治安の良さは突出している。

民泊ビジネスをお考えの方はぜひ一度検討してみたらどうだろうか?